【重要】睡眠と毛髪の関係性【寝不足に潜む危険なリスク】
こんにちは、ズガンジーです。
重度の睡眠時無呼吸症候群と診断されて、CPAPを2年使用しています。
そのおかげで毛髪の改善も順調です。
本記事のテーマ
家族に最近いびきがひどくなったと言われる。
朝起きると頭が痛い。
ちゃんと寝たのに、寝た気がしない。
健康診断で高血圧と診断された。
上記の症状を一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
よくあることだと侮りがちですが、寝不足に潜む危険なリスクもあります。
以下で深掘りしていきます。
睡眠と毛髪の関係性
人間にとって必要な睡眠は、以下の3つの働きがあります。
- 休息
- 修復
- 成長
この3つを促しているのが、睡眠中に分泌される成長ホルモンです。
髪の毛の80~90%はタンパク質でできていますので、そのタンパク質の合成を高める成長ホルモンの分泌は髪の毛の成長に不可欠です。
コシとツヤのある強い髪の毛を作るためには、できるだけたくさんの成長ホルモンを分泌させる必要があります。
睡眠=修復時間
寝ている間に体の様々な組織の修復作業を行う為に「成長ホルモン」が分泌されます。この成長ホルモンが頭皮や髪の毛に栄養素を与えてくれる「毛母細胞」に働きかけます。
成長ホルモンがしっかり分泌されず減少してしまうと、肌や髪の修復がしっかり行われません。また、睡眠不足が長い期間続くと、切れ毛・枝毛・抜け毛が増えたり、白髪が増える原因にも繋がってしまいます!
なるべくこの間は十分に寝ておくことが重要ですね。
質の良い睡眠が大事
成長ホルモンをより多く分泌させるには短い睡眠時間はお勧めできません。
「深い呼吸」「深い睡眠」が大事で、5時間以上の深い睡眠が必要です 。
これを続けていくことで成長ホルモンをより多く分泌させ健康な頭皮や美しい髪を保つ秘訣になります。
睡眠の「ゴールデンタイム」はウソです
よく「睡眠のコールデンタイムは22時~2時で、このコールデンタイムに眠らないと成長ホルモンが出ないと 」 いう説がありますが、これは誤りです。
睡眠と成長ホルモンの分泌との関係を調べた研究報告が1991年にあります。この研究では、被験者を最初に22時頃から7時頃まで眠らせた時、22時から2時位の間で多量に成長ホルモンが分泌されています。これがおそらく「22時~2時はゴールデンタイム」の根拠となっているものと思われますが、翌日の22時~2時に徹夜をさせた結果、成長ホルモンは出なくなっていますが、徹夜明けで 昼間に眠った時、昼の11時~14時位にも多量に成長ホルモンが出ているのが分かります。
つまり、成長ホルモンは「睡眠の最初の熟睡時」に大量に分泌されます。時間帯は関係ありません。
「ある程度の時間ちゃんと熟睡できていれば、別に22時に眠っていなくても、成長ホルモンは出る」ということです。
毛髪に影響する睡眠と生活習慣病の深い関係
睡眠問題は以下の2つに分けられます。
- 睡眠習慣
- 睡眠障害
睡眠習慣
睡眠不足やシフトワークなどによる体内時計の問題が原因です。
慢性的な睡眠不足
日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。
健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっています。
ごくわずかの寝不足によって私たちの食行動までも影響を受けるのです。
実際に慢性的な寝不足状態にある人は糖尿病や心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患といった生活習慣病に罹りやすいことが明らかになっています。
体内時計と生活時間
体内時計にとって不適切な時間帯に食事を取ることでも生活習慣病の原因のひとつになると推測されています。
夜間には体内時計を調節する時計遺伝子の一つであるBMAL1遺伝子とその蛋白質が活性化しますが、この蛋白質は脂肪を蓄積し分解を抑える作用を持っています。すなわち「夜食べると太る」という我々の経験は科学的にも正しかったわけです。
夜勤中についつい間食をしている方にとっては耳の痛い話ではないでしょうか。
睡眠障害
睡眠時無呼吸と不眠症の問題が原因です。
睡眠障害もまた生活習慣病の発症に関わっています。
以前から生活習慣病患者さんでは睡眠時無呼吸症候群や不眠症の方が多いことが知られていました。
その後の多くの研究によって、睡眠障害が生活習慣病の罹患リスクを高め症状を悪化させることや、その発症メカニズムが明らかになりつつあります。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは夜間の頻回の呼吸停止によって 、
- 低酸素血症と交感神経の緊張(血管収縮)
- 酸化ストレスや炎症
- 代謝異常(レフチン抵抗性・インスリン抵抗性)
などの生活習慣病の準備状態が進みます。
その結果として5~10年後には高血圧・心不全・虚血性心疾患・脳血管障害などに罹りやすくなります。
不眠症
慢性不眠症の患者さんもまた、
- 交感神経の緊張
- 糖質コルチコイド(血糖を上昇させる)の過剰分泌
- 睡眠時間の短縮
- うつ状態による活動性の低下
など多くの生活習慣病リスクを抱えています。
入眠困難や中途覚醒・早朝覚醒など不眠症状のある人では良眠している人に比較して糖尿病になるリスクが1.5~2倍になることが知られています。
【まとめ】睡眠を改善すれば毛髪や生活習慣病も改善できる
いかがでしたでしょうか?
睡眠と毛髪と生活習慣病のそれぞれの関係を明らかにしてきました。
健康を見直してみよう
健康を保つためには 「栄養・食生活の管理」「身体活動・運動」「禁煙・節酒」などと並んで「十分な睡眠の確保」 を取り組むことも重要です。
不規則な食事・運動不足・ニコチン・アルコール過飲によって睡眠状態は悪化しますので、これら生活習慣を改善することは良質な睡眠を保つことにもつながります。
逆に言えば睡眠障害もまた生活習慣病のひとつと考えるべきでしょう。
専門医に相談しよう
今回ご紹介したように長期にわたり睡眠不足を続けたり、睡眠障害を放置したりするとは私たちの健康を大きく害します。
睡眠問題は静かにしかし着実に心身の健康を蝕みます。
睡眠習慣の問題や睡眠障害を放置せず、ご自分の睡眠状態に疑問を感じたら、かかりつけ医もしくは睡眠専門医に相談をしてみましょう。
追記
まだ 睡眠専門医に行ってない方へ。今すぐ始めた方が良いです。
正直な話、 睡眠問題は日々進行していきますし年齢が上がれば上がるほど着実に心身の健康を蝕みます。
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